こんにちは、ととです。
今回はコニカミノルタの決算分析を解説いたします。今後の投資方針も記載していますので、ぜひ最後までご覧ください。
今回の決算で重要なポイントは以下となります。
本記事はコニカミノルタの決算報告から引用しております。
コニカミノルタ
情報機器(複合機、プリンター)メーカーで150年の歴史があります。主力製品はオフィス用複合機やカラー複合機で、バイオヘルスケア、医療システムなど幅広い事業を展開しています。
指標分析
売上高【評価:○】
売上高はコロナ禍を底に概ね右肩上がりを示しています。
利益率(ROE)【評価:×】
2020年3月期以降、赤字が続いております。今期は黒字になる見通しですが、数値が低いため、赤字転落しないか、四半期決算を注視する必要があります。
EPS【評価:×】
ROE同様、赤字が続いておりますので、EPSもマイナスです。また、マイナスの数値が増加し続けており、配当金の原資がほとんど稼げていない状態です。
PER【評価:×】
PERのレンジは、9.5から184.3で推移しており、184.3というPERはEPSの減少が原因です。今年度末のEPS予想から現在(2023/5)のPERを算出すると、57.3と割高水準です。
配当利回り【評価:×】
配当金は2023年3月期に大幅な減配となりました。
買収会社の投資回収が長期化することを受けて減損損失を計上したことや事業環境が原因と発表されていますが、そもそものEPSがマイナスだったため、遅かれ早かれこうなる予定だったと考えています。
また、配当利回りの推移は0.92から9.54%となっており、現在の配当利回りが1.08%となっており、減配の影響で配当利回りも非常に低くなっております。
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配当性向【評価:×】
配当性向はEPSがマイナスのため、算出できていません。
自己資本比率【評価:△】
事業環境の悪化に伴い、徐々に減少しています。
フリーCF【評価:×】
フリーCFはプラスとマイナスを行ったり来たりしています。
2022年3月期からマイナスが継続しており、原因としては営業CFが減少しており、お金を稼げていないことが挙げられます。
まとめ
業績の悪化に伴い、大幅な減配が公表されました。
私は数年前に配当利回りだけ見てこの株を購入しましたが、改めて決算や企業の分析が必要と感じさせてくれる銘柄でした。
今後、業績が回復するには長期間要すると思いますので、損切りして6月に配当金を出す銘柄に投資しようと考えております。
以上、皆さんの投資の一助になれば幸いです。
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