こんにちは、ととです。
今回は保有株の一つであるみずほリースについて、決算分析の解説を行いたいと思います。
これまで分析せずに購入していましたが(絶対ダメ!)、今後の業績予想なども含めて、あらためて整理したいと反省し分析しました!
なお、銘柄分析については、みずほリースのIR情報を引用しております。
みずほリース
総合リース会社で、航空機や船舶、プラントなどの大型リース事業が柱の事業となります。
配当金は2023年3月期で18期連続増配となり、今期(2024年3月期)も増配予定なので、19期連続増配予定となっています。
連続増配が18年も続いているため、高配当投資家としては安心して投資できる銘柄だと思います。
指標分析
売上高【評価:△】
右肩上がりというわけではないですが、5,000億円規模を維持している状況です。
なお、不動産リース案件満了に伴う物件売却の有無等により大きく変動し、業績と連動していないため、2023年度より営業利益以下の開示になるとあり、売上高は開示されなくなります。
言われてみればそうですね。リースが終わった飛行機を売却した年は極端に売上高が増加して業績が良くなったように見えるので、営業利益の評価には理解できます。
利益率(ROE)【評価:○】
2022年3月期に一時的に低下していますが、その他は約9.5%以上を維持しております。また2024年3月期の予想は過去最大の11.8%となってます。
ROEについては問題ない数値であると考えます。
EPS【評価:○】
EPSも2022年3月期で一時的に低下していますが、2023年3月期で盛り返し、2024年3月期で更に上昇する見込みです。増配について大きく期待が持てる数値となっています。
PER【評価:△】
過去5年のレンジは4.9から10.0で推移しており、2024年3月期のEPS予想からPERを算出すると、7.4となり平均的な株価と判断できます。直近の株価高騰により割安感はなくなっている印象です。
ただし、中期経営計画ではEPSが向上し現在の株価は割安とも判断できます。(配当利回りの項目で詳しく解説)
配当利回り【評価:○】
連続増配18年!
配当金は37円増配の147円となり、2024年3月期も22円増配の166円の予想となっております。
これにより現在の株価4,745円に対する2024年3月期の配当利回りは3.5%(税引前)となり、ます。
また、中期経営計画では2025年度(2026年3月期)の利益目標を420億円としており、現在の発行株式数で割るとEPSは857.1円です。更に配当性向は30%を目標とありますので、一株当たりの配当金は257.1円です。
よって、あくまで予想ですが、2026年3月期の配当利回りは現在の株価で5.2%となります。更に株主優待のQUOカード4,000円(1年継続)も加味すると、脅威の6.3%となります。
配当利回りの5年間の推移は2.3から4.8%となっており、現在の配当利回りは平均的ですが、中期経営計画が実現すれば、将来高配当利回りとなることが見込めます。
引用:マネックス 銘柄スカウター
配当性向【評価:○】
20−30%前後で推移しており、特段問題ありません。また2025中期経営計画では、2025年度には30%を達成するとありましたので、株主還元は高まる見込みです。
自己資本比率【評価:○】
業種形態から自己資本比率はどうしても低くなります。急激に数値が変化しない限り問題ないと考えます。
フリーCF【評価:○】
リース事業は先行投資して、後でリース料として回収する仕組みなので、フリーキャッシュフローはマイナスになります。
マイナスであれば先行投資が大きく、今後の収益も高まると考えられますので、マイナスであっても問題ないと判断できます。
まとめ
今期も増配となり18期連続となりました。非常に安定している経営基盤があると判断できます。
また、中期経営計画においても業績の向上が見込まれています。全てが実現することは難しいと思いますが、配当利回りの更なる増加を見込んで追加投資することも検討しています。
私の保有株は単元まで達していないので、まずは優待目当てに単元株を目指す方針です。その後、株価が低下して来れば追加投資していきたいと思います。
追加投資のタイミングですが、配当利回り4%程度(株価4,150円)が一つの水準となります。
以上、今回の記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
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