こんにちは、ととです。
読む速度は遅いですが、着実に投資関連の書籍を読み、知識を吸収しております。
書籍は読むことに時間がかかりますが、その分しっかりとした情報や知識、経験などを吸収できるので、積極的に読書してます。
今回は「半オートモードで月に23.5万円が入ってくる「超配当」株投資」という本を読みました。
この著者は日本株(高配当)の面で私が参考にしている長期株式投資さんであり、1作目に続いての2作目となります。
第1作目ではいかに投資初心者が株式投資から退場することなく長期配当投資を学び実践できるかを主眼に解説されていましたが、今回はより発展的な内容となっています。
発展的と言っても前作同様、投資初心者でも分かりやすくなるよう、随所に解説が書いてあるので、容易に読み進めることができました。
また、各銘柄の購入タイミングなどが詳しく記載されているので、完読した後は私は辞書として使用しています。
書籍の構成
主要銘柄の買い時評価
まずは長期株式投資さんの代名詞でもある日本株(高配当)について、暴落時に買うべきか否か、理由も含めて解説があります。
投資初心者の人は最悪ここだけ読んでも、ある程度どの銘柄が良いのか知ることはできます。
また、判断した理由も記載があるので、自分が保有している銘柄にも考え方を応用できます!
しっかり、自分でも考えてみましょう!
銘柄分析のための指標
前章は定性的な評価でしたが、定量的な評価も解説されています。
具体的には、10の指標として配当利回りやPER、PBR、ROEなどの初心者にはとっつきにくい指標の解説があります。
さらに、定量評価となるので、しっかり数字で判断することができ、自分の判断の根拠が明確にできます。
根拠が明確であれば判断基準は揺るがないため、ちょっとした市場環境の変化にもブレることなく対応できます。
決算短信と財務3表のポイント
確認するのが億劫になっている方も多い、決算短信と財務3表についてポイントを絞って、本当に確認すべき箇所はどこかを解説しています。
これらが読めるようになると、企業の割安水準を判断することができたり、新しい銘柄にチャレンジする際のリスクを低減することもできます。
決算短信と財務3表は銘柄分析をする上では必須の資料となるので、この書籍で見るべきポイントをしっかり学んでいきましょう。
ポートフォリオ
ここでは筆者がお薦めするポートフォリオの作り方について述べられています。
また、投資をする上で「目的」をしっかり立てることが肝要であることも述べられており、めちゃくちゃ共感しました。私も会社で資産運用に関する相談を受けるのですが、目的が決まってない方って結構多いです。
目的が決まってないと、どのように投資するか戦略を立てれないので、目的を立てることは非常に重要です。
ただ、投資を始めたばかりで目的もないという方でも、とりあえず株式市場に長く残るためのポートフォリオの作り方が記載されているので参考になります。
新NISAの使い倒し方
最終章では新NISAでの投資戦略について、具体的な買い方について解説しています。もはや投資初心者の方はここを見るだけで、リスクを抑えて新NISAを活用することができます。
また、筆者の失敗談や「負けない株式投資10ヶ条」の紹介もあり、ここまで読み進めてきた総まとめがここで記載されており、非常に参考になりました。
まとめ
今回は日頃から日本株投資のバイブルとしている長期株式投資さんの書籍について解説しました。
読み終わった後も投資を続ける上で何回も読み直すことが多くなりそうな本(いや、辞書)だと感じました。実際に投資する際の判断基準としても、自己流のアレンジを加えながら参考としています。
この書籍のポイントは以下となります。
投資初心者はもちろん、万人がリスクを可能な限り抑えた投資をできるようになるための本ですので、ぜひ、お手にとって知識を吸収してください。
以上、この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
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